放射線科
特色
放射線技術は、画像情報部門及び放射線治療部門で構成されています。 多種の高度医療機器を設置し、"高度な技術の提供"を目指し、スタッフ一同努力しています。
放射線って何?
放射線について
放射線とは、光の仲間の電磁波や高速の粒子をいいます。
しかし、放射線とは光と違い、目でみたり人間の五感では感じることができないものです。 物質中を放射線が通るとその道筋に沿って物質の分子が陽イオンや陰イオンにわかれる現象が起きます。 これを電離といいます。
光や紫外線、赤外線も広い意味で放射線の仲間ですが、どれも電離をおこすほどではありません。 放射線治療や原子力の分野で「放射線」という場合は、一般的に空気などに直接または間接に電離する放射線だけをいいます。
しかし、放射線とは光と違い、目でみたり人間の五感では感じることができないものです。 物質中を放射線が通るとその道筋に沿って物質の分子が陽イオンや陰イオンにわかれる現象が起きます。 これを電離といいます。
光や紫外線、赤外線も広い意味で放射線の仲間ですが、どれも電離をおこすほどではありません。 放射線治療や原子力の分野で「放射線」という場合は、一般的に空気などに直接または間接に電離する放射線だけをいいます。
放射能について
放射線と同じく「放射能」という言葉もよく耳にします。この「放射能」とは、ある不安定な物質が正確には元素ですが、自ら放射線を出して他の物質(元素)に変化する性質を現す場合と、この不安定な物質が1秒間に他の物質に変わる量(能力)をあらわす場合とがあります。
つまりこの変化する性質を「放射能」といいます。言いかえれば、放射線は「飛び出してきたもの」であり、「放射能」とは「それを出す側」に関係する言葉です。
つまりこの変化する性質を「放射能」といいます。言いかえれば、放射線は「飛び出してきたもの」であり、「放射能」とは「それを出す側」に関係する言葉です。
なぜ放射線を医療に利用するのか
放射線が直接人体を傷をつけることなく病気の診断や治療に用いられ、またわれわれの健康を守るのに役立つからです。
医療に用いられている放射線は、その種類やエネルギーにより程度の差はありますが、次のような作用があると知られています。
医療に用いられている放射線は、その種類やエネルギーにより程度の差はありますが、次のような作用があると知られています。
放射線が使われる用途
作用 | 性質 |
透過作用 | 物質を透過する性質 |
感光作用 | 写真フィルムを感光させる性質 |
蛍光作用 | ある物質にあたると蛍光を発生させる性質 |
電離作用 | 物質を透過する際に、その物質を構成する原子や分子にエネルギーを与え原子や分子から電子を分離させる性質 |
上記の表のに書かれている性質を利用して、医療では放射線を用いています。
◆一般的なエックス線検査では...
・透過作用
・感光作用
・蛍光作用
上記の3つを利用しています。
これはエックス線写真を撮影する為に必要です。
◆放射線治療では...
・電離作用
これは悪い細胞の増殖を抑え、かつ壊死をさせる為に必要です。
◆一般的なエックス線検査では...
・透過作用
・感光作用
・蛍光作用
上記の3つを利用しています。
これはエックス線写真を撮影する為に必要です。
◆放射線治療では...
・電離作用
これは悪い細胞の増殖を抑え、かつ壊死をさせる為に必要です。