グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



診療科・部門

ホーム >  診療科・部門 >  内科 >  循環器内科

循環器内科


当院は24時間365日、急性心筋梗塞に対する心臓カテーテル治療に対応できる体制で診療を行っています

主な対象疾患

循環器内科では心臓と血管に関する病気を診ます。

1 心臓の筋肉を栄養する血管(冠動脈)が狭窄・閉塞してしまう狭心症や急性心筋梗塞を始めとする虚血性心疾患

2 脈が速くなってしまう頻脈、脈がゆっくりになってしまう徐脈といった不整脈

3 足の動脈が狭窄・閉塞を起こしてしまう下肢閉塞性動脈硬化症

4 大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症といった弁膜症

5 拡張型心筋症や肥大型心筋症といった心筋症

6 大動脈が避けてしまう急性大動脈解離

主に上記の病気が循環器内科で診察する対象となります。
心臓では、胸痛や胸部の違和感、動悸や息切れなどの症状が出現し、足では歩行時の痛み、安静時の痛み、足の傷が治らないなどの症状が出現します。
これらの症状がある方は循環器内科の受診をおすすめします。

狭心症・冠動脈狭窄に対して新たな治療が可能となりました

循環器内科は心臓の病気を治療する診療科です。狭心症や心筋梗塞を始めとする虚血性心疾患を専門として治療を行っています。
虚血性心疾患は心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈が動脈硬化の進行により狭窄や閉塞をしてしまう命に係わる病気です。この虚血性心疾患に対する治療を経皮的冠動脈形成術といい、バルーンやステントを使用し血管を拡張し血流を改善させる治療となります(図1)。
しかし、動脈硬化が進行すると石灰化といって血管が石のように固くなってしまいバルーンやステントだけでは十分に血管を拡張できなくなってしまいます。その際は、特殊な器具(ロータブレーター:図2)を使用することで、動脈硬化で固くなっている部分を削って血管の拡張を可能にすることができます(図3)。
このロータブレーターを使用するために施設基準をクリアすることが必要でしたが、令和5年度から施設認定取得が可能となりました。これからは、当院において今まで治療困難であった患者さんに対しても治療が可能となり、冠動脈疾患に対する治療の幅を広げ、より多くの患者さんに貢献することができるようになります。

心筋梗塞(MI)について

~STOP MIキャンペーン~

心筋梗塞は、一旦発症すると致死率約40%の非常に怖い病気です。

心筋梗塞で入院した人が、院内で死亡する確率は10%以下と予後は良好ですが、心筋梗塞で死亡する人の多くは入院前に死亡しています。そのため、心筋梗塞を発症した人を助けるためには、一刻も早い救急搬送や、AEDの活用が重要ですが、それでも救命が難しい場合も多くあり、発症を予防することが重要です。

しかし重要なことは、心筋梗塞を患った人の約半数では、心筋梗塞を発症する前に前兆の症状(=不安定狭心症)があることです。心筋梗塞を発症する前の前兆の時点で異常に気づき、適切な治療を受ければ、心筋梗塞の発症を防ぐことができます。

そこで、心筋梗塞には前兆が存在することを広く知ってもらい、前兆を感じた人がみんなすぐに病院へ行くようになれば、心筋梗塞を予防することができます。この目標を日本中で完全に達成できれば、心筋梗塞になる人を現在の半分に減らすことができます。このための広報・啓発・教育活動がSTOP MIキャンペーンです。

サイトはこちらから

1.「心筋梗塞は怖い」

心筋梗塞は突然死につながる非常に怖い病気です。
厚生労働省のデータでは、心疾患は、がん(悪性新生物)に次いで死亡原因の第2位で、その頻度は増加しています。
そのなかでも、年間約4万人の人が心筋梗塞で亡くなっています。また、日本循環器学会の調査では、年間約69000人の人が心筋梗塞で入院しています。
入院後に亡くなる人は約6000人で、残りの約34000人は入院前に亡くなっています。すなわち、一旦心筋梗塞を発症すると約40%という高い確率で死に至っていることになります。

ただし、無事病院にたどり着くことができれば、最新の医療により90%以上の人が助かりますので、救急車を呼んで一刻も早く病院へ行く事が、命を守るためには非常に大切です。
2.「心筋梗塞はどんな病気?」

私たちの心臓は体内で一番の働き者です。24時間休むことなく全身に血液を運ぶためのポンプとして、1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返しています。体内の臓器は血液が運んできてくれる酸素と栄養が必須であり、まさに心臓は命の大黒柱です。
そんな心臓自体も当たり前ですが、酸素と栄養が必要です。心臓の筋肉である心筋に血液を送るのは冠動脈の仕事です。冠動脈は、直径がわずか2〜4mmの血管で、太い枝は3本しかありませんが、心筋に酸素と栄養を送る大切な血管です。

心筋梗塞はこの冠動脈が完全に詰まって、心筋への血液がストップする病気です。その結果、心筋への酸素と栄養も途絶えることになり、心筋の細胞は壊れはじめ、心筋梗塞になります。

3.「心筋梗塞の前兆」

【心筋梗塞の前兆はどんな症状?】
●胸の痛み、圧迫感、紋扼感
●胸やけ
●腕・肩・歯・あごの痛み
●数分〜10分程度で完全に消失する
●繰り返すことが多い
●階段や歩行等の労作で出現・増悪することがある
●圧迫や体位、深呼吸によって出現する場合、前兆の可能性は低い
●一瞬〜数秒で消失する場合、前兆の可能性は低い
心筋梗塞は非常に怖い病気ですが、その発症前に「前兆を約半数の人で認めます」

診察週間予定表

循環器

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
小野 和臣
伊藤 謙
藤田 浩志
石原 慎二
早川 潔
伊藤 謙
小野 和臣
石原 慎二
早川 潔
藤田 浩志
なお、医師の出張などで予定を変更することもありますので、詳しくお知りになりたい方は外来15番受付までおたずね下さい。
15番受付 直通電話:0533-66-2211

医師紹介(常勤医師)

早川 潔(はやかわ きよし)内科顧問

所属:循環器内科

資格等
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
  • 麻酔科標榜医
  • 高齢者医療研修修了医
  • 臨床研修指導医
  • 臨床研修救急専任指導医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(心臓機能障害)

石原 慎二(いしはら しんじ)院長補佐兼循環器内科部長兼地域医療推進総合センター センター長 

所属:循環器内科
虚血性心疾患に対する冠動脈インターベンションを始め、心不全、不整脈などに対する薬物治療など、広く循環器疾患に対応させていただきます。チームワークをモットーに、少人数でも最大限の力を発揮し、地域の医療に少しでも貢献できればと考えております。

資格等
  • 臨床研修管理委員会委員長
  • 臨床研修センター センター長
  • 臨床研修プログラム責任者
  • 臨床研修指導医
  • 卒後臨床研修評価機構サーベイヤー
  • 循環器科
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本内科学会内科指導医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本高血圧学会高血圧専門医
  • 日本高血圧学会指導医
  • 日本専門医機構総合診療領域特任指導医
  • 医学博士
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(心臓機能障害)
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(呼吸器機能障害)
  • 難病指定医

藤田 浩志(ふじた ひろし)循環器内科第2部長兼集中治療部第2部長 

所属:循環器内科

ドクターインタビュー

資格等
  • 臨床研修指導医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会専門医
  • 経カテーテル的大動脈弁置換術SAPIEN実施医・指導医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(心臓機能障害)

小野 和臣(おの かずおみ)循環器内科第3部長

所属:循環器内科
資格等
  • 臨床研修指導医
  • 緩和ケア研修修了医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • インフェクションコントロールドクター(ICD)
  • 日本内科学会総合内科専門医

伊藤 謙(いとう けん)

所属:循環器内科

医師紹介(非常勤医師)

村上 善正(むらかみ よしまさ)

所属:循環器内科
資格等
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本不整脈心電学会不整脈専門医

若見 和明(わかみ かずあき)

所属:循環器内科