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不整脈


不整脈とは、脈が速くなる、遅くなる、または不規則になる状態をいい、脈が1分間に100以上の場合を頻脈、50以下の場合を徐脈といいます。

頻脈性不整脈:心房細動や発作性上室性頻拍といった不整脈に対してカテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術)という治療が1つの選択肢となります。
頻脈性不整脈は、心臓の中に異常な電気回路があり、その回路を電気が回ることによって生じます。カテーテルアブレーションは、その異常な回路に対してカテーテルを用いて焼灼または冷凍凝固を行い不整脈の発症を抑える治療です。

肺静脈隔離術

当院でも2023年4月からカテーテルアブレーションが可能となりました。週に1回、頻脈性不整脈に対してアブレーション治療を行っております。

徐脈性不整脈:洞不全症候群・完全房室ブロックといった不整脈に対してペースメーカーの植え込みを行います。
ペースメーカーとは、心臓は電気信号の伝導により収縮しますが、ご自身の心臓がうまく電気信号を作れなくなると、脈が遅くなってしまいます(徐脈)。脈が遅くなりすぎた分をペースメーカーが心臓に電気信号を送り、補います。
ペースメーカーには2種類ありリード付き・リードなしのものが存在します。
徐脈の種類や基礎疾患になどによってどちらを使用するか決めています。
リード付きペースメーカー:
電気回路と電池を組み合わせた本体(ジェネレータ)と細長い電極(リード)から
構成されています。通常、本体を左右どちらかの鎖骨の下側の皮膚の下に植え込み、
リードは鎖骨の近くの太い血管から心臓へ挿入し、先端部を心臓に固定します。
本体から電気信号が出ると、リードを介して心臓へ伝わる仕組みになっています。

リードレスペースメーカー:
本体は小さなカプセル型をしており、電気回路や電池、電極などの全てが組み
込まれており、先端に付いているハネのような部分を心臓の底に固定します。
本体の電気回路から出た電気信号は、先端の電極から直接心臓へと伝わります。

当院においても両タイプのペースメーカーの植え込みが可能です。原疾患・基礎疾患を考慮し適応を判断しております。