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FFRct検査


FFRct検査について

FFRct検査とは、冠動脈CT検査で撮影した画像データをもとに、心臓の血管を流れる血液の状態を詳しく調べる検査です。
冠動脈CT検査では、心臓に血液を送る冠動脈に狭くなっている部分がないかを画像で確認します。しかし、血管が狭く見える場合でも、その狭さが実際に血流を妨げているのか、胸の症状の原因となっているのか、治療が必要な状態なのかについては、画像だけでは判断が難しいことがあります。

FFRct検査では、冠動脈CTの画像データを用いてコンピュータ解析を行い、狭くなった部分が心臓の血流にどの程度影響しているかを評価します。解析結果は、血流の状態を数値や色分けされた画像で確認できるため、病変の状態をより分かりやすく把握することができます。
この検査は、FFRct解析のために新たにカテーテルを体の中へ入れる必要がなく、体への負担を抑えながら評価できることが特徴です。

冠動脈CT検査

冠動脈CT検査

冠動脈CT検査とは
造影剤という薬剤を使用し、心臓の血管を画像化する検査です。血管が細くなっていないかなどの血管の状態を確認することが出来ます。

CT画像データをスーパーコンピューターで解析

FFRct解析画像

FFRct解析画像

冠動脈CT検査で撮影した画像データをもとに、3Dモデルを作成し、スーパーコンピューターによる血流シミュレーションを行います。
解析結果では、血流の状態が数値と色で表示され、青から黄、赤へ近づくほど血流が低下している可能性を示します。
特に赤く表示される部分は、血液の流れが悪くなっている可能性が高く、狭窄が心臓に影響を与えているか、また治療が必要かどうかを検討するうえで重要な情報となります。このように、CT画像で確認できる「血管の狭さ」だけでなく、心臓に十分な血液が届いているかという「血流の状態」まで評価できるため、今後の検査や治療方針を判断する際に役立ちます。
FFRct検査についてのご案内【動画】

FFRct検査についてのご案内(提供:ハートフロー・ジャパン合同会社)

FFRct患者さん向けパンフレット(提供:ハートフロー・ジャパン合同会社)

メリット・デメリット

メリット

• 新たにカテーテルを入れずに、心臓の血流状態を詳しく調べることができます。
• 冠動脈CT画像をもとに解析するため、追加のCT撮影や造影剤を使用せずに検査できる場合があります。
• 血管の狭さが実際に血流へ影響しているかを確認でき、今後の治療方針を考える参考になります。
• 入院を伴う検査に比べ、身体的・時間的な負担を抑えられる場合があります。

デメリット

• 冠動脈CT画像の状態や病変の部位によっては、解析できない場合があります。
• 冠動脈CT検査費用とは別に、検査解析費用がかかります。

検査を希望される方へ

胸の痛み、胸の圧迫感、動いた時の息切れなどの症状がある方や、健診などで心臓の精密検査をすすめられた方は、循環器内科へご相談ください。
診察では、症状やこれまでの病歴、健診結果などを確認し、医師が必要と判断した場合に冠動脈CT検査を行います。その結果、冠動脈の狭窄が血流に影響しているかを詳しく確認する必要がある場合には、FFRct解析を検討します。
FFRct解析を行う場合は、検査内容や費用、注意点などを事前にご説明し、同意をいただいたうえで、冠動脈CTの画像データを用いて解析します。解析結果をもとに、医師が今後の治療方針についてご説明します。
なお、CT画像の状態や病変の部位などによっては、FFRct解析ができない場合があります。ご不明な点がありましたら、診察時に医師またはスタッフへお尋ねください。