無痛(和痛)分娩のご案内
2026年5月より
経産婦さんの希望者を対象に無痛(和痛)分娩を開始
経産婦さんの希望者を対象に無痛(和痛)分娩を開始
無痛(和痛)分娩とは
本ページでは、「無痛(和痛)分娩」を、読みやすさを考慮して以下「無痛分娩」と表記しています。
無痛分娩とは、麻酔を用いてお産の痛みをやわらげる分娩方法です。
当院では、安全で一般的な硬膜外麻酔を用い、背中から細い管を入れて薬を少しずつ投与することで、陣痛の痛みを軽くします。意識は保たれたまま出産にのぞむことができ、赤ちゃんへの直接的な影響は一般にほとんどないと考えられています。
ただし、無痛分娩は「まったく痛みがなくなること」を約束するものではありません。痛みの感じ方や麻酔の効き方には個人差があり、圧迫感や張りを感じることがあります。当院では、痛みをできるだけ和らげながら、安全に出産していただくことを目標にしています。
無痛分娩とは、麻酔を用いてお産の痛みをやわらげる分娩方法です。
当院では、安全で一般的な硬膜外麻酔を用い、背中から細い管を入れて薬を少しずつ投与することで、陣痛の痛みを軽くします。意識は保たれたまま出産にのぞむことができ、赤ちゃんへの直接的な影響は一般にほとんどないと考えられています。
ただし、無痛分娩は「まったく痛みがなくなること」を約束するものではありません。痛みの感じ方や麻酔の効き方には個人差があり、圧迫感や張りを感じることがあります。当院では、痛みをできるだけ和らげながら、安全に出産していただくことを目標にしています。
硬膜外麻酔について
硬膜外麻酔は、腰のあたりの背中から細くやわらかい管(カテーテル)を入れ、硬膜外腔に麻酔薬を投与して、お産の痛みをやわらげる方法です。無痛分娩以外にも、痛みが強いと予想される外科手術では、一般的に行われるものです。
神経への痛みの伝わりを抑えることで陣痛を軽くし、意識を保ったまま出産にのぞむことができます。
赤ちゃんへの影響は一般にほとんどないとされていますが、痛みの和らぎ方には個人差があり、完全に痛みがなくなるとは限りません。分娩の進行や痛みの程度に応じて、麻酔薬の量を調整しながら行います。
神経への痛みの伝わりを抑えることで陣痛を軽くし、意識を保ったまま出産にのぞむことができます。
赤ちゃんへの影響は一般にほとんどないとされていますが、痛みの和らぎ方には個人差があり、完全に痛みがなくなるとは限りません。分娩の進行や痛みの程度に応じて、麻酔薬の量を調整しながら行います。
メリットとデメリット
メリット
〈痛みや不安の軽減〉
・陣痛の痛みをやわらげることができる
・痛みが軽くなることで、落ち着いてお産に臨みやすくなる
・精神的、身体的な負担の軽減につながる
〈体への負担の軽減〉
・体力の消耗を抑え、産後の回復につながることがある
・会陰縫合など、産後の処置に伴う負担を軽減できることがある
・妊娠高血圧症候群などで、血圧上昇や心血管系への負担をできるだけ避けたい場合に有用なことがある
〈緊急時への備え〉
・緊急帝王切開が必要となった場合、状況によっては速やかに麻酔対応へ移行しやすいことがある
〈赤ちゃんへの影響〉
・麻酔による赤ちゃんへの直接的な影響は一般にほとんどないと考えられている
・お母さんの強い痛みや緊張がやわらぐことで、母児のストレス軽減につながることがある
・陣痛の痛みをやわらげることができる
・痛みが軽くなることで、落ち着いてお産に臨みやすくなる
・精神的、身体的な負担の軽減につながる
〈体への負担の軽減〉
・体力の消耗を抑え、産後の回復につながることがある
・会陰縫合など、産後の処置に伴う負担を軽減できることがある
・妊娠高血圧症候群などで、血圧上昇や心血管系への負担をできるだけ避けたい場合に有用なことがある
〈緊急時への備え〉
・緊急帝王切開が必要となった場合、状況によっては速やかに麻酔対応へ移行しやすいことがある
〈赤ちゃんへの影響〉
・麻酔による赤ちゃんへの直接的な影響は一般にほとんどないと考えられている
・お母さんの強い痛みや緊張がやわらぐことで、母児のストレス軽減につながることがある
デメリット
〈分娩経過への影響〉
・麻酔の効き方には個人差があり、痛みが完全になくなるわけではありません。圧迫感や違和感を感じることがあります。
・いきむ感覚が弱くなることで、お産の時間が長くなることがあります。また、分娩の進み方によっては陣痛促進剤が必要になったり、赤ちゃんを押し出す力が弱くなって吸引分娩や鉗子分娩が必要になったりすることがあります。
・硬膜外麻酔により足の感覚が鈍くなるため、分娩中はベッド上で過ごしていただきます。歩いてトイレに行くことはできないため、必要に応じて尿道カテーテルを挿入し、排尿管理を行います。
〈麻酔に伴う副作用・合併症〉
・麻酔に伴い、血圧低下、発熱、かゆみ、吐き気・嘔吐、眠気、耳鳴り、金属味などの副作用がみられることがあります。
・また、足のしびれや力が入りにくくなること、頭痛、寒気、震えなどが起こることがあります。
・まれに、局所麻酔薬中毒や呼吸・循環への影響が出ることがあり、ごくまれに、硬膜外血腫、感染、神経障害などの重い合併症が起こることがあります。
・麻酔の効き方には個人差があり、痛みが完全になくなるわけではありません。圧迫感や違和感を感じることがあります。
・いきむ感覚が弱くなることで、お産の時間が長くなることがあります。また、分娩の進み方によっては陣痛促進剤が必要になったり、赤ちゃんを押し出す力が弱くなって吸引分娩や鉗子分娩が必要になったりすることがあります。
・硬膜外麻酔により足の感覚が鈍くなるため、分娩中はベッド上で過ごしていただきます。歩いてトイレに行くことはできないため、必要に応じて尿道カテーテルを挿入し、排尿管理を行います。
〈麻酔に伴う副作用・合併症〉
・麻酔に伴い、血圧低下、発熱、かゆみ、吐き気・嘔吐、眠気、耳鳴り、金属味などの副作用がみられることがあります。
・また、足のしびれや力が入りにくくなること、頭痛、寒気、震えなどが起こることがあります。
・まれに、局所麻酔薬中毒や呼吸・循環への影響が出ることがあり、ごくまれに、硬膜外血腫、感染、神経障害などの重い合併症が起こることがあります。
当院の実施体制
当院では、安全性を最優先に、産婦人科医師、麻酔担当医師、助産師・看護師、必要に応じて小児科などが連携して無痛分娩に対応します。
分娩中は、お母さんの血圧・脈拍・呼吸状態・痛みの程度に加え、赤ちゃんの心拍も継続的に確認し、状態に応じて麻酔や分娩の進め方を調整します。
また、急変時に備え、必要な医療機器や薬剤を整備し、院内で迅速に対応できる体制を整えています。安全な無痛分娩の提供には、設備だけでなく、日頃からの研修やシミュレーションも大切であるため、継続的な教育・訓練にも取り組んでいます。
当院の無痛分娩は、厚生労働省の提言「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」に沿って、安全性に配慮した体制のもとで実施しています。
分娩中は、お母さんの血圧・脈拍・呼吸状態・痛みの程度に加え、赤ちゃんの心拍も継続的に確認し、状態に応じて麻酔や分娩の進め方を調整します。
また、急変時に備え、必要な医療機器や薬剤を整備し、院内で迅速に対応できる体制を整えています。安全な無痛分娩の提供には、設備だけでなく、日頃からの研修やシミュレーションも大切であるため、継続的な教育・訓練にも取り組んでいます。
当院の無痛分娩は、厚生労働省の提言「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」に沿って、安全性に配慮した体制のもとで実施しています。
勤務医師数
| 常勤 | 非常勤 | 合計 | |
| 産婦人科医師数 | 4名 | 2名 | 6名 |
| 麻酔科医師数 | 3名 | 1名 | 4名 |
| 合計 | 7名 | 3名 | 10名 |
無痛分娩に関する対応方針とマニュアル等の整備状況
| 本人希望による無痛分娩の受け入れ有無 | あり |
| 無痛分娩の導入対象 | 経産婦かつ計画分娩の場合のみ無痛分娩を実施する |
| 鎮痛の方法 | 硬膜外麻酔実施の有無 あり CSEA実施の有無 なし |
| 無痛分娩の説明・同意書 | あり |
| 無痛分娩マニュアル | あり |
無痛分娩に関する設備及び医療機器の設備状況
| 麻酔器の有無 | あり |
| 除細動器(又はAED)の有無 | あり |
| 母体用生体モニターの有無 | あり |
| 蘇生用設備・機器の有無 | あり |
| 緊急対応用薬剤の有無 | あり |
急変時の体制
| 急変時の体制 | 自施設だけで対応 |
| 母体救急蘇生の具体的な対応方法 | |
| 対応する医師 | 産婦人科医のみ |
| 院内緊急対応体制(119コール等) | あり |
| 産婦人科常勤医の総人数 | 4名 |
| 上記産婦人科常勤医のうち 母体救急蘇生法講習会受講者数 |
JCIMELS:2 名 |
| 産科勤務助産師・看護師の総人数 | 25 名 |
| 新生児救急蘇生の具体的な対応方法 | |
| 対応する医師 | 新生児科医・小児科医・麻酔科医等との連携体制 |
| 上記産婦人科常勤医のうち 新生児救急蘇生法講習会受講者数 |
NCPR:4 名 |
| 上記産科勤務助産師・看護師のうち 新生児救急蘇生法講習会受講者数 |
NCPR:22 名 |
無痛分娩麻酔管理者・麻酔担当医
無痛分娩麻酔管理者
| 氏名 | 小野 玲子 |
| 勤務形態 | 常勤 |
| 所有資格 | 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医/麻酔科標榜医 |
無痛分娩麻酔担当医
| 氏名 | 小野 玲子 |
| 勤務形態 | 常勤 |
| 所有資格 | 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医/麻酔科標榜医 |
| 氏名 | 三輪 立夫 |
| 勤務形態 | 常勤 |
| 所有資格 | 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医/麻酔科標榜医 |
| 氏名 | 近藤 俊樹 |
| 勤務形態 | 常勤 |
| 所有資格 | 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医/麻酔科標榜医 |
| 氏名 | 薊 隆文 |
| 勤務形態 | 非常勤 |
| 所有資格 | 日本麻酔科学会認定麻酔科専門医/麻酔科標榜医 |
無痛分娩に関わる助産師・看護師について
| 無痛分娩研修修了助産師・看護師数 | 21名 |
| NCPR資格保有者数 | 21名 |
| JALAカテゴリD研修受講者数 | 21名 |
対象となる方・実施条件
当院の無痛分娩は、これまでに経腟分娩を経験された経産婦の方を対象として実施します。
安全に無痛分娩を行うため、妊娠経過やこれまでの分娩歴、母体・赤ちゃんの状態などを確認し、医師が実施可能と判断した場合に行います。
なお、初産婦の方は対象外としています。
また、母体や赤ちゃんの状態、分娩の進み方、麻酔上の判断などにより、ご希望があっても実施できない場合がございます。
安全に無痛分娩を行うため、妊娠経過やこれまでの分娩歴、母体・赤ちゃんの状態などを確認し、医師が実施可能と判断した場合に行います。
なお、初産婦の方は対象外としています。
また、母体や赤ちゃんの状態、分娩の進み方、麻酔上の判断などにより、ご希望があっても実施できない場合がございます。
無痛分娩を希望される方・具体的な実施方法の流れ
当院における無痛分娩の申込・具体的な実施方法や流れについては、「無痛分娩の実施方法」をご覧ください。
費用
| 無痛(和痛)分娩料 | 通常分娩料 + 145,000円 |
よくある質問
Q1.無痛分娩なら、まったく痛みはなくなりますか。
A. 痛みの感じ方や麻酔の効き方には個人差があるため、完全に無痛になるとは限りません。痛みをやわらげ、落ち着いてお産に臨める状態を目指す医療とお考えください。
Q2.赤ちゃんへの影響はありますか。
A.適切に行われた硬膜外麻酔では、生まれた直後の赤ちゃんへの影響は多くの場合大きくないとされています。ただし、分娩全体の状況を含めて評価が必要なため、当院では赤ちゃんの状態も丁寧に見守ります。
Q3.希望すれば誰でも受けられますか。
A.いいえ。妊娠経過、採血結果、既往歴、背骨の状態、母児の安全性などを確認したうえで判断します。ご希望があっても実施できない場合があります。
Q4.無痛分娩は計画分娩になりますか。
A.施設によって運用が異なります。日本では安全性の観点から、計画分娩で行う施設も少なくありません。当院の方針は「対象となる方・実施条件」に記載のとおりです。
Q5.予約していても受けられないことはありますか。
A.あります。急速にお産が進んだ場合、入院前に破水や陣痛が始まった場合、緊急手術や母児の急変対応が優先される場合などには、予定どおり実施できないことがあります。
Q6.無痛分娩を受けたい場合はどうすればいいですか。
A.無痛分娩をご希望の方は、妊婦健診時に、24~30週に無痛分娩クラスを必ず受講してもらうため、早めに担当医または助産師へお申し出ください。妊娠経過や体調などを確認したうえで、無痛分娩の説明を行い、実施可能かどうかを判断します。ご希望の方には説明文書と同意書をお渡しします。なお、分娩当日の急なご希望には対応できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
無痛分娩について、より詳しく知りたい方は、日本産科麻酔学会が公開している無痛分娩Q&Aをご参照ください。
無痛分娩 Q&A - 日本産科麻酔学会(外部サイト)
A. 痛みの感じ方や麻酔の効き方には個人差があるため、完全に無痛になるとは限りません。痛みをやわらげ、落ち着いてお産に臨める状態を目指す医療とお考えください。
Q2.赤ちゃんへの影響はありますか。
A.適切に行われた硬膜外麻酔では、生まれた直後の赤ちゃんへの影響は多くの場合大きくないとされています。ただし、分娩全体の状況を含めて評価が必要なため、当院では赤ちゃんの状態も丁寧に見守ります。
Q3.希望すれば誰でも受けられますか。
A.いいえ。妊娠経過、採血結果、既往歴、背骨の状態、母児の安全性などを確認したうえで判断します。ご希望があっても実施できない場合があります。
Q4.無痛分娩は計画分娩になりますか。
A.施設によって運用が異なります。日本では安全性の観点から、計画分娩で行う施設も少なくありません。当院の方針は「対象となる方・実施条件」に記載のとおりです。
Q5.予約していても受けられないことはありますか。
A.あります。急速にお産が進んだ場合、入院前に破水や陣痛が始まった場合、緊急手術や母児の急変対応が優先される場合などには、予定どおり実施できないことがあります。
Q6.無痛分娩を受けたい場合はどうすればいいですか。
A.無痛分娩をご希望の方は、妊婦健診時に、24~30週に無痛分娩クラスを必ず受講してもらうため、早めに担当医または助産師へお申し出ください。妊娠経過や体調などを確認したうえで、無痛分娩の説明を行い、実施可能かどうかを判断します。ご希望の方には説明文書と同意書をお渡しします。なお、分娩当日の急なご希望には対応できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
無痛分娩について、より詳しく知りたい方は、日本産科麻酔学会が公開している無痛分娩Q&Aをご参照ください。
無痛分娩 Q&A - 日本産科麻酔学会(外部サイト)
情報公開について
無痛分娩については、過去に重篤な事例が報告されたことを受け、安全な実施体制の整備と、妊婦さんやご家族への分かりやすい情報提供がもとめられております。
当院においても、国の提言や無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の取組を踏まえ、実施方針、対象者、費用、診療体制、急変時対応、研修状況、分娩実績等を継続的に公開し、安心して分娩方法を選択いただけるよう取り組んでまいります。
分娩件数実績(令和4年度~令和7年度)
当院においても、国の提言や無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の取組を踏まえ、実施方針、対象者、費用、診療体制、急変時対応、研修状況、分娩実績等を継続的に公開し、安心して分娩方法を選択いただけるよう取り組んでまいります。
分娩件数実績(令和4年度~令和7年度)
| 自然分娩 | 帝王切開 | 総数 | |
| 令和7年度 | 169件 | 49件 | 218件 |
| 令和6年度 | 126件 | 37件 | 163件 |
| 令和5年度 | 131件 | 36件 | 167件 |
| 令和4年度 | 123件 | 55件 | 178件 |
日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画状況
| 日本産婦人科医会偶発事例報告への参画の有無 | あり |
| 妊産婦死亡報告事業への参画の有無 | あり |
ウェブサイトの更新日時
2026年5月26日






