聞いて納得・知ってて良かった!歯科口腔外科の取り組みについて
竹本 隆(たけもと たかし)歯科口腔外科顧問
【所属】歯科口腔外科
【資格等】
【資格等】
- 日本口腔外科学会専門医・指導医
- 歯科医師臨床研修指導歯科医
- 博士(歯学)
- 歯科臨床研修管理委員会委員長
- 歯科臨床研修プログラム責任者
- 緩和ケア研修修了医
口腔外科の専門性を高め、大学病院に遜色のない医療を
そもそも歯科口腔外科ってまちの「歯医者さん」とは、何が違うの?
歯科口腔外科では、一般的な歯科治療以外の処置が必要な口腔内及び、顎の骨、その周囲の疾患を対象に診療しております。したがって、虫歯や入れ歯の治療は、1次医療機関である開業医の先生にお願いしています。
口腔外科疾患の診療範囲は広く、最も多いのは親知らずの抜歯である埋伏智歯、炎症(ばい菌の感染により顔が腫れたり、頬や顎の下に膿がたまる)、顔面外傷(上下のあごの骨折や口の中の外傷)、口腔良性および悪性腫瘍(舌癌、歯肉癌)、嚢胞(組織内にできる病的な袋状のもの)、顎関節疾患など幅広い疾患に対して診療を行っています。
口腔外科疾患の診療範囲は広く、最も多いのは親知らずの抜歯である埋伏智歯、炎症(ばい菌の感染により顔が腫れたり、頬や顎の下に膿がたまる)、顔面外傷(上下のあごの骨折や口の中の外傷)、口腔良性および悪性腫瘍(舌癌、歯肉癌)、嚢胞(組織内にできる病的な袋状のもの)、顎関節疾患など幅広い疾患に対して診療を行っています。
蒲郡市民病院でこれからやりたいことや目標などを教えてください
蒲郡市民病院には、ダヴィンチをはじめ最先端の手術器具があります。歯科口腔外科では、口腔外科領域において、まだあまり使用されていないナビゲーションシステムを使用した手術を行っています。
ナビゲーションシステムとは、術前に撮像したCTの画像データの上に現在の操作部位を示すことができるなど、画像を利用して手術を支援するシステムのことで、コンピュータの発達とともに1990年代から急速に普及してきた技術です。
歯科口腔外科手術の特徴として、口腔内や上顎洞内といった、視野の明瞭でない部位における手術のケースが多くありますが、画像を利用して視覚を助けるナビゲーションシステムを用いることにより、より正確に手術を行うことができると考えています。今後、臨床工学技士と協力して、このナビゲーションシステムを使用した手術範囲の拡大を目指しています。
ナビゲーションシステムとは、術前に撮像したCTの画像データの上に現在の操作部位を示すことができるなど、画像を利用して手術を支援するシステムのことで、コンピュータの発達とともに1990年代から急速に普及してきた技術です。
歯科口腔外科手術の特徴として、口腔内や上顎洞内といった、視野の明瞭でない部位における手術のケースが多くありますが、画像を利用して視覚を助けるナビゲーションシステムを用いることにより、より正確に手術を行うことができると考えています。今後、臨床工学技士と協力して、このナビゲーションシステムを使用した手術範囲の拡大を目指しています。
口腔外科疾患は、蒲郡市民病院歯科口腔外科で完結するように
蒲郡市民病院歯科口腔外科は、蒲郡市を中心に、周辺地域約12万人の歯科医療における2次医療機関として中心的役割を担っています。
令和5年度の紹介率は50.7%であり、当院と地域の開業医との病診連携が円滑に行われてます。
当科の特徴として、受診患者数に占める高齢者の割合が多いことが挙げられますが、加齢に伴いなんらかの基礎疾患を有する率が増加することから、地域の医科開業医との連携もさらに重要となってくると思われます。今後も病診連携強化にさらに努めていき、より多くの皆さんが安心できる2次医療機関として、その役割を果たしていきたいと考えています。
最後に、蒲郡市民病院の目標の1つである「大学病院に遜色のない医療の提供」、この目標に対して、口腔外科疾患に関しては、蒲郡市民病院歯科口腔外科で完結するように、今後も口腔外科の専門性を高め、より良い医療を提供できるように努力していきます。
令和5年度の紹介率は50.7%であり、当院と地域の開業医との病診連携が円滑に行われてます。
当科の特徴として、受診患者数に占める高齢者の割合が多いことが挙げられますが、加齢に伴いなんらかの基礎疾患を有する率が増加することから、地域の医科開業医との連携もさらに重要となってくると思われます。今後も病診連携強化にさらに努めていき、より多くの皆さんが安心できる2次医療機関として、その役割を果たしていきたいと考えています。
最後に、蒲郡市民病院の目標の1つである「大学病院に遜色のない医療の提供」、この目標に対して、口腔外科疾患に関しては、蒲郡市民病院歯科口腔外科で完結するように、今後も口腔外科の専門性を高め、より良い医療を提供できるように努力していきます。
口腔外科に相談しよう!
月に1回のセルフチェックで早期発見👀
口の中にできるがんを総称して口腔がんといいます。口腔がんはがん全体の約1~3%程度であり、男女比では3:2と女性より男性に多い傾向にあります。口腔がん発生の要因は、代表的なものとしては喫煙と飲酒です。その他にも、不潔な口腔衛生状態、適合の悪い入れ歯、歯の鋭縁などです。口腔がんのできやすい場所は、舌、歯肉、頬粘膜です。これらの部位は、直接見ることができます。月に1回は鏡の前でセルフチェックを行い早期発見に努めましょう。気になる症状があれば口腔外科に相談を。
このほか竹本Dr.が医師になったきっかけなどのインタビュー完全版は、海風17号に掲載しています!